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言葉と人生 樹木希林

樹木希林

樹木希林

樹木 希林は、日本の女優。戸籍名、内田 啓子、旧姓:中谷。また、旧芸名は悠木 千帆。東京府東京市神田区出身。 2番目の夫は内田裕也。間に娘・内田也哉子がいる。夫とは長く別居を続けていた。 父は薩摩琵琶奏者・錦心流の中谷襄水(辰治)。妹も薩摩琵琶奏者の荒井姿水(昌子)。その息子も薩摩琵琶奏者の荒井靖水。 生年月日: 1943年1月15日

名言

必要のない人なんて、いないんだから

歳取るっていうのも、なかなかいいなと思ったの。(何事も)諦めていくっていうか

仕事や人生を楽しむ秘訣について他人と比較しない。世間と比較しないこと。比較すると這い上がれないので。挫折するので

私が今日まで生きてきて、自分で一番得したなと思うのはね、言葉で言うと、不器量と言うか、不細工だったことなんですよ

モノを拒否するってことは、逆にエネルギーが要るのね。だけどしていかないとね、もう片付かないの

健康な人も一度自分が、向こう側へ行くということを想像してみるといいと思うんですね。そうすると、つまんない欲だとか、金銭欲だとか、名誉欲だとか、いろんな欲がありますよね。そうしたものからね、離れていくんです

私の場合には、年を取ることに対して、一切ストップをかける気持ちがないんです。だから私は『老いる』ということに対して、恐怖もなければ、嫌だなあという罪悪感もない

病気のおかげで、いろいろな気づきもありましたね。だって、気づきをしないと、もったいないじゃない? せっかく大変な思いをするのに、それを『こんなふうになってしまって』と愚痴にしていたら、自分にとって損ですから

私の話で救われる人がいるって? それは依存症というものよ、あなた。自分で考えてよ

おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きればいい

どの場面にも善と悪があることを受け入れることから、本当の意味で人間がたくましくなっていく。病というものを駄目として、健康であることをいいとするだけなら、こんなつまらない人生はない

楽しむのではなくて、面白がることよ

仕事する為に人間やってるわけじゃない

ちゃんと生きるっていう事は、何でもない事をやるしかない

まあ、縁ですから。自分に合った人と出会うわけですから。それに、親がへたばって喜ぶ子供はいないでしょ。よく娘は「お母さんは他人だからいい、私は血が繋がってる」って。今回も「お母さんがいてくれてよかった」と言ってくれました

「自分がいつまでも」っていうことが美しいと思っているなら、この世の中に排除されたらつらいでしょうけど。それが普通だと思っていたら、排除されるっていうことはひとつもいやじゃないわよ

飽きたでしょ、おなかすいたでしょ、って思っちゃう。私がくたびれちゃうのね。だから一人でやろうと思うの。それで、一人でできなくなったら、「これにてご無礼いたします」。そうだね、最後のセリフは「はい、みなさん、今世はこれにてご無礼いたします」。いいセリフだよね

私、とにかく今、一人でやっているでしょ。ここに来るのも一人、何をするのも一人。誰かに頼むとその人の人生に責任を持てないから

私は「なんで夫と別れないの」とよく聞かれますが、私にとってはありがたい存在です。ありがたいというのは漢字で書くと「有難い」、難が有る、と書きます。人がなぜ生まれたかと言えば、いろんな難を受けながら成熟していくためなんじゃないでしょうか

嫌な話になったとしても、顔だけは笑うようにしているのよ。井戸のポンプでも、動かしていれば、そのうち水が出てくるでしょう。同じように、面白くなくても、にっこり笑っていると、だんだん嬉しい感情が湧いてくる

結婚なんてね、若い時にしとかなきゃダメなの。物事の分別がついたら、あんなことできないんだから

私は人間でも一回、ダメになった人が好きなんですね

生命は永遠のものだと思っています。現在、このように服を着た樹木希林は死ねばそれで終わりですが、生命というものはずっと続き、またいろいろなきっかけや縁があれば、次は山田太郎という人間として現れるかもしれない

歳をとると人間が成熟するとは大間違い、不自由になった分だけ文句が出るの

演技をやるために役者を生きてるんじゃなくて、人間をやるために生きているということ。生きていく中の一つの生業(なりわい)として、役者っていう職業に就いただけなんです。だから、まずは人間として自分がどう生きるかということが、大切だと思ってますね。(そうすれば)こういう環境のこういう人だったら、そこでそういうふうにして生きていくのかな、って分かるようになります。なので、演技を見つけていくんじゃなくて、まずは人としてどう生きるか。そういうふうに思って役作りをしてるんですね。

今まで身過ぎ世過ぎで演じてきたから、結果がどう出てもあまり感動がないんですね。だから、あの役を演じたいとか、あの役を仕留めたいとか、そういうのは一切ないんです。だから将来の展望も何もないの。どういう役を演じたいですか、なんて聞かれても、何もないんです。ただ生きてれば次に仕事が来て「やれるかなー」っていう感じ。だから役者というものに対して、何も期待はしていないの。それは本当にそうなの。もう少しこういう役をやりたいとかって思ってもいいはずなんだけど、そういうふうには全然思わないの。思えないの。

やっぱり60年もやってるとね、様子が分かります。今、マネジャーもいないし、事務所もないの。FAX1台だけ置いてあって。皆さんね「マネジャーがいなくて、ギャラ交渉が大変でしょう」って言うのね。ギャラの交渉ぐらい簡単なものはないのね。「これはどのぐらいもらえるんですか」って言うと「これぐらいでいかがでしょう」って。だいたいほら、全体の規模が分かるじゃない。この人が出てて、この監督で、この制作会社だったら、これぐらいだろうなって。その中で、「ああ頑張って出してくれたな」って思えば「結構です」って言うし、「うーん…他の人でやってください」って言う場合もあるし。もう簡単なの。ということはね、やっぱりね、ある意味でいいも悪いも、自分のことを俯瞰(ふかん)で見てる。自分が今この世界でどのぐらいの位置にいるのかなというのを見誤らないようにしてるんですね。だから、ちょっと誇大評価されて、多めのギャラ言われると、「いやそれはちょっと、そこまで頂かなくてもいいです」っていう時もあるんですよ。そんな感じで仕事してるの。楽でいいですよ。

今の(時代の)監督さんたちは、年齢的に私の方がもう上なんですよね。技術的なものは、もう全然私には分からないけれど、人間を作っていく、人間を見てる、そういう監督は皆さん尊敬できますね。それは年齢は関係ないですね。そういう意味ではこの沖田(修一監督)さんは、人を描こうとする物語を描くよりも先に、そこに生きてる人間を描こうとする。これがこの人の武器だなあと思います。

あのね、年をとるっていうのは本当に面白いもの。年をとるっていうのは絶対に面白い現象がいっぱいあるのよ。だから、若い時には当たり前にできていたものが、できなくなること、一つずつを面白がってほしいのよ

やったことがほんのわずかだもの。やり残したことばっかりでしょう、きっと。一人の人間が生まれてから死ぬまでの間、本当にたわいもない人生だから、大仰には考えない

人がうれしかったりした時に、泣くことが多いわね。悔しい、悲しい、で泣いたことはないわね。「なんてすてきなことを言うんだ」っていう時に泣けてくるね

どれだけ人間が生まれて、合わない環境であっても、そこで出会うものがすべて必然なんだと思って、受け取り方を変えていく。そうすると成熟していくような気がするのよね。それで死に向かっていくのだろうと思う。でも人間ってだらしないから、あんまりいい奥さん、あんまりいい旦那さん、いい子供で楽だと、成熟する暇がないっていうか

「自由」っていうと格好が良すぎるけど、「責任がない、勝手」ていう感じかな。この作品の責任を取ろうと思うととても大変なんだけど、責任を取ろうと思わないから、すごく勝手なの。それが結果的に自由に見えるのかも。「予定調和にならない」というところは、私の生きてきた環境、出会いがそうしたのかな

靴下でもシャツでも最後は掃除道具として、最後まで使い切る。人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるということだと思う。自分の最後だけは、きちんとシンプルに始末することが最終目標

内田裕也の全てが、好きです。全てが

RIP

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