平良 達郎(たいら たつろう、2000年1月27日 - )は、日本の男性総合格闘家。沖縄県那覇市出身。THE BLACKBELT JAPAN所属。元修斗世界フライ級王者。
名言
一戦一戦、目の前の試合に集中してUFCフライ級王座のベルトを狙いにいきます
中学まで野球ひと筋だったのですが、高校から別のスポーツに挑戦してみようと、兄の影響もあって格闘技を始めました。最初は格闘技に対して怖いイメージが強くて不安でしたけど、僕の師匠でもあるジムの会長が常に温かい雰囲気をつくってくれたおかげで練習を重ねるごとに楽しくなっていきました。そして1年ほどたった頃、初めて出場した寝技の大会で勝てたことがとにかくうれしくて、もっともっと上をめざしたいと思うようになりました
UFCで戦うようになってからということではなく、そもそも一発でテイクダウンを取れるとも思っていないですし。そのなかでも上を取れた時に極めまで行くイメージは、持っています。
学校生活と競技の両立はとてもハードでしたし、試合当日に緊張のあまり出たくないと思うこともありましたけど、しっかりと準備をして最高のパフォーマンスを発揮することだけを考えているうちに克服できました。僕は格闘技が本当に好き。だからこそ常に向上心を持って取り組めていると思いますし、厳しい練習や減量とも自分でしっかり考えながら向き合える。うまくいかないこともありますけど、そういうときに打開策を考える時間は僕にとってまったく苦ではないんです
試合に勝つ練習と技量を上げる練習はまた違うので、さっきも言った息上げもそうですし、勝つために一番必要なメンタルを持てるように練習を頑張ることです。やっぱり気持ちが基本です。
憧れていたUFCの舞台で世界のトップファイターたちと戦い、しかも5連勝することができ、少しずつ自分の強さに確信を持てるようになってきました。
総合格闘家としての僕の土台はアマチュアの頃から育ててきてもらった修斗があるからこそ出来上がったと思います。
RIZINには感謝しているんです。僕が高校生や大学生の時に周りから「何をやっているの?」と聞かれて、「総合格闘技だよ」と言っても分かってもらえなくて。ボクシングやK-1は理解されているのですが、総合格闘技は分かってもらえない。あと修斗と言ってもさらに分からないわけですよ。
RIZINがきっかけで、総合格闘技を好きになってもらって、そこから修斗に興味を持ってもらえたらいいなと思うんです。一時期、RIZINの舞台に上がりたいなと思ったこともありました。でも、RIZINに参戦するとUFC参戦は難しくなるのかなとか色々と考えまして…。
試合が決まれば勝つ自信はあります
目標はUFCのフライ級チャンピオンになって別荘を建てること。そしてUFC日本大会の開催。その実現のため、これからも勝ち続けたい
自分の良さを出すためにも1つ1つ自信を持ってアタックにいきたい。
デビュー戦はリラックスして戦って楽しみたい。試合が終わったら(UFCファンの)『幻想』を膨らませたいですね
負けられないというのは毎試合同じ。毎回、そのプレッシャーはあるし、勝った時の解放感がたまらなくうれしいですし、そこは超えていきたいなと思う
最初は「いつ辞めるの?」「怪我するから危ない」という感じだったんですけど、「大学を卒業するまではいい」ということで続けさせてもらいました。大学4年の時に修斗世界戦に辿り着いて、そこで自分の中で「タイトルが取れたら大学を辞めよう」と考え、実際に2021年に大学を辞めました。家族も今は格闘技一本で生活していくことを応援してくれています。
僕は割と考え過ぎちゃうタイプなので、もし考え過ぎた場合は「どうせやるなら勝とう」という思考に持っていきますね。結局、どんなメンタルであれ、試合の日が来たらファイターはやるしかないわけですよ。
観ている側としてはワンデートーナメントはドラマがあって面白いのかもしれませんが、やる側としては反対ですね。
僕はこの総合格闘技という競技を好きでやっているので、試合を楽しむようにしています。
僕はそこまでUFCを観て育ったわけではないので、コナー・マクレガー世代なんですよ。映像を観ると本当にバケモノだらけだなと。なんかカッコイイ。総合格闘家としてあのオクタゴンの舞台には憧れましたね。
天心について…やっぱり強いですね。練習の中で感じたのは、攻撃の種類がめちゃくちゃ多くて武器の数が段違いなんですよ。こんなに引き出しがあるのかと。打撃は敵わないなと思いました。僕にとって総合格闘技における打撃は相手を混乱させるアイテムなので、那須川選手のスタイルは見習いたいなと思いますね。
試合の創り方に関しては、毎試合考えていて、試合前は緊張もありますけど、「まず試合で何をするのか」を繰り返しイメージトレーニングして、闘いに挑んでます。
結果的にはUFCと契約できたのですが、RIZINに上がって、日本の格闘技界を盛り上げたいという気持ちもあったんです。今は自分の夢に向かって…という感じですね。
絶対にチャンピオンになりますけど、客観的に考えるとUFCでの闘いは厳しくなると思ってます。ただ用意された相手には一戦一戦勝つことができるというマインドで闘い続けた上で頂点に立つしかないのかなと。「いつか負けるのかな」と思いつつも、試合前は「絶対に勝つ」という断固たる決意で挑んで勝って、ホッと安心しているんですね。
目標は、UFC世界フライ級王者になることです。あと、将来の夢ですが…『SASUKE』完全制覇です!