- 生年月日:1968年4月1日
桑田 真澄は、大阪府八尾市出身の元プロ野球選手、野球解説者・野球評論家、野球指導者。弟は桑田泉。長男は桑田真樹。次男はMatt。 PL学園高校時代は盟友清原和博とのKKコンビでチームをけん引した。
名言
人生において一番大切なのは、自分の意志や情熱だったり、目標に対する努力だったりすると思うのですが、もうひとつ大切な要素があると思います。それはタイミングとか縁というもの。普段から一生懸命に努力をしている人には、幸運や縁が巡ってくると思うんです。
恥をかいても、笑われてもいいじゃないか。自分の人生なんだから、見たいもの触れたいものに挑戦すべき
言うこととやることが一致しているから、言葉に説得力がある
「これであきらめるなら、お前の思いはその程度なんだよ」と、神様に試されているような気がする
人間は目に見えないものをあまり信用しない。でも僕は目に見えないもの、その力を大事にしたいんです
どんな選手もいいときばかりではない。打たれても気持ちを切り替え、悪い時を短くし、いい時を長くするのが、プロの世界で生きていくには大事
世の中には、永遠なものはない。家族、友達、命、財産、何ひとつ変わらないものはない。ゆえに、一瞬一瞬を精一杯生きたい
一心不乱に根性だけで練習に没頭したことは一度もなかった。やるべきことを精査し、効率性を重視しながら、練習を積み重ねていた
日本の指導者にどうしても伝えたいことがある。指導者は「選手に教える」のではなく「選手とともに考え、ともに歩む」存在だ。“金の卵” は大事に扱わないと、殻が簡単に割れてしまう。今こそ、指導者のレベルを底上げしなければ、日本野球の更なる発展はない
1997年4月6日。僕はゆっくりと東京ドームのマウンドへ向かって歩いた。僕の横を守備につく選手たちが走っていく。マウンドにあがり、手術した右肘をプレートに置いて、マウンドに顔を伏せた。「帰ってきました。ありがとうございます」 心からお礼の言葉をつぶやいた
注ぎすぎるということはないのが愛情。愛情をいっぱい受けた人間は、心が温かい人間、周囲に愛情を注ぐことができる人間に育つ
ベースボールと野球の違いとはいったい何なのか。それは、野球を通じて人間性を磨こうとする姿勢にあると思っている。礼儀を重んじたり、道具を大切にしたりすること。ひとつひとつのプレーに決して手を抜かないこと。技術だけでなく、心も大切にすること
長い人生の中、常に成長しつづけることができるわけではないが、基本的なことを諦めずにやり続けていると、ある日、努力が報われて急にできるようになりたかったことができるようになる時期が来る。その収穫期のような時期のため、日々マイペースでいいので諦めずに努力を続けていく必要がある
情熱とプロセスと結果、この3つがそろうのがプロフェッショナルなんだと思います。
PL学園で甲子園に出場して、早稲田大学に入って六大学野球で優勝して、プロ野球選手になる
僕が幸運だったのは、目標を達成するための方法に気付けたこと。そして、さらに幸運なことに、考えた方法を実践できたのです。これは僕の人生でも大きな転機になりました。
イチローも4割・5割の打率は記録できず、6割以上失敗する。人生も同じだ。失敗しても構わない。大事なのは、失敗してもそこから起き上がることだ
格好悪くていい。"格好悪い" とは人の評価だからである。僕は自分が充実した人生を送るために生きているわけで、周囲の人から見て格好いいことをするために生きているわけではない
他人と同じ方法を採る必要はない。自分らしくやればいい
いい事はもちろん、悪い事も視点を変えて良い試練だとポジティブにとらえることにより、怒ったり落ち込んだりすることなく、何事も自分の成長の糧にすることができる
ちょっと大げさな話になってしまいますが、人は必ず死ぬじゃないですか。そして、いつ死ぬかわからない。だったら、命のある限り自分の好きなことをやって、ひとつでも多く挑戦を続けたいと思ったんです。だから当時は、自分にとって何がベストなのか、自分らしさとは何なのかということを常に念頭に置いて野球に打ち込んでいました。
大切なのは「選択と集中」
僕は小学校からの巨人ファンで、王さんに憧れて野球をしてきました。その王さんに「俺といっしょに野球をしよう」と言われた。それは運命だったと思うんです。王監督の胸に飛び込んでいこう、行きたいと思えました。もし、当時の監督が王さんでなければ、結果は変わっていたかもしれません。
大物とは他人の評価を気にしない
決断の基準は「ここに行けば得をする。ここへ行けばいい結果が出る」という考え方ではないのです。「情熱を注げるものを見つけ、そこに至るためのプロセスを考え、努力し通すこと自体に魅力を感じる」。その上での決断なんです。結果はもちろん大事ですが、結果だけを求めて行動することはありません。情熱や結果に至るプロセスがあってこその結果なんです。
野球から学んだ様々なことをこれからの人生に活かしたいですし、野球界にも貢献したいですね
僕は基本や常識と言われる考え方が自分に合っているのか検証する必要があることを学びました。それと同時に「自分らしさ」が大事だと気づいた瞬間でもありました。
僕はよく「努力家」と評されるのですが、自分自身では努力した記憶は一切ありません。やりたかったんです。肘を手術したときも、「お前はよくそんなに熱心にリハビリができるな。走り込みができるな」と言われました。でも、自分がリハビリをしたかったんです。走りたかったんです。努力しようと思っているときは、まだ情熱が足りないんだと思います。
僕はPLに大きく育ててもらって、そして甲子園でさらに大きく育ててもらって感謝の気持ちです
目標に近づくために実行可能な行動を考えて、それを毎日、着実に続けていく
昔のことは振り返らない。今を精一杯生きる。それが一番いいんじゃないですか。
やるか、やらないかですよ、人生は。
やればそれだけのものが返ってくるし、やらなければそのままですよ。