「個を極めるって、天井がない」中村憲剛 | 言葉と人生

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「個を極めるって、天井がない」中村憲剛

中村 憲剛は、東京都小平市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・川崎フロンターレ所属。ポジションはミッドフィールダー。元日本代表。 2016年にJリーグMVP獲得。 家族は妻と1男2女。 生年月日: 1980年10月31日

名言

ずっと取り組んできたことで今の結果を導いた

サッカーにトレンドがあるように、そのときどきで目指すサッカーは変わるかもしれませんが、”攻撃的”という哲学は変わらないんじゃないかなと。そこがブレなければ、20年先も30年先も、フロンターレはきっと変わらないと思うんですよね

個を極めるって、天井がない。無限なんですよ。

フロンターレはずっと地域密着を掲げてきたクラブ。多くの先輩たちが地道な活動を行ない、地域の人たちに知ってもらって、スタジアムに来てもらって、そこで面白い試合を見せて、徐々に人が増えていったクラブなんです。ある日、突然、サポーターが増えたわけじゃない。

いまが「中村史上最高」ですよ。

今いる選手たちもスタッフも、そうした先輩たちの努力があったから今があるのを忘れてはいけないと思います。それはちゃんと今後にもつないでいかなければならないものだと思っています。

僕、試合に勝って、サポーターのところへ挨拶に行く時からロッカールームに戻るまでがいちばん好きなんですよ

どれだけ自分たちがブレずに、勝ちに拘れるかどうか

フロンターレのサポーターは、いつかタイトルが獲れると信じて、ずっと背中を押しつづけてくれた、そんな人たちなんです

サッカー選手として「自分のやるべきことは変わらない」と思い直した

ピッチ内外を含めて幹となるもの、大事にするべきところはしっかりと受け継いでいかなければならない。

プロスポーツでは野球が始まり、つづいてサッカーも始まります。一方で、甲子園やインターハイなど、小中高生の大会が中止になっている。そうした状況なだけに、自分たちがプレーできる意味を、全Jリーガー、そしてJリーグに関わる一人ひとりがかみ締めなければいけないと思っています。

一人ひとりが自分の“勝ち筋”を変えていける。

サッカー選手にはボールを蹴ること以外にもできることがある

たまたまコーチが、川崎フロンターレに知り合いがいたのでお願いして、練習に参加させてもらいました。それが、俺にとっての就職活動でした

プロサッカー選手としてどう社会に発信していくべきかは、サッカーができていたときよりも考えるようになっています。

たまに、練習でできないようなことが試合でできたりするから、ビックリするんですよ。

実力がずば抜けていれば周りが放っておかないけど、俺はそういう選手じゃなかったから。それでもタイミングよく、コーチがいて、フロンターレの人がいて、テストを受けられて、受け入れてもらえました。そういう意味では、人との出会いが大事かもしれない。あとは、サッカーが好きなことが、ものすごく大事です。だけど、好きでもプロになれない人はいっぱいいるし、確実な法則なんてないから、それ以上はわかりません。

どうやったら勝てるかを考え続けた選手とそうでない選手とでは、考え続けた選手のほうが絶対に伸びる。だから、小さい子のほうがのちのち伸びると僕は思っています。もちろん大きい子が考えていたらすごいこと。どんどん先に行けるでしょう。

練習時間を無駄にしたくないから、ただボーッとやらないようにしています。また、強制的にやらされているというイメージも持たない。その上で監督は、自分たちにどういうことをやらせようとしているのか意図をくんで、練習するようにしています。そうすると、必ず得るものがあるので。基本的にボールを蹴るのが好きだから、それを楽しんでいるというのが、まずありますけどね。

僕は小学生のころから、ずっと考え続けてきました。技術的には自信があったので、その技術をどう発揮するかがポイント。

サッカーが死ぬほど好きだというのは、今でも誰にも負けていないという自信はあります。ボールを蹴るのが好きだし、もっと上手くなりたいから、毎日同じように練習して試合して、自分を分析し、コンディション整える。それを子どもの頃からずっと続けてきました。日本代表は、その延長線上にあったというだけです。

日本代表としての誇りもあるし、自分のプレーによって日本という国が評価されるわけだから責任もあります。その分、充実したものを得られるし、自分を伸ばしてくれる場所なので、できればずっとい続けたいという気持ちもあります。だからと言って、何か特別なことができるわけではないので、今までと同じようにやっていくだけです。

一日を無駄にするような生活を送って欲しくないです。何でもいいから、今日はこれを頑張ったと思えるような毎日を過ごしてください。それが積み重なって道ができてくるわけだから。

声援をプレッシャーじゃなく、力に変えていきたいですね

やってるからどうとかやってないからどうとかではなくて、できる人、やりたい人がやればいいと思うし、強要するものでもないと思います。

正直、サッカーがないことで日常からこんなに彩りがなくなってしまうとは思っていませんでした。サッカー以外も含めて、エンターテインメントが僕らの日常生活を彩っていたんだとすごく感じています。みんなが再開を待ち望んでいると思うので、中断期間が明けたときに「やっぱりサッカーって素晴らしいな。最高だな」と思ってもらえるように準備しなければいけない。それが選手としての務めだと思います。

最初は自分の実力とまわりの実力の差にがくぜんとしました。でも、入った以上は、その差を埋めていくしかない。自分には何ができて、何ができなくて、試合に出るためにはどうしたらいいかを考えて練習を続けました。そして、試合に出られるようになったら、今度はチームの中心になるにはどうしたらいいかを考え、さらに、チームが勝つにはどうしたらいいかを考えていく。そうやっていくうちに、自分の立ち位置が変わっていました。

チームの中での不遇を他人のせいにばかりしていても仕方がない。プロで挫けていく選手というのは、努力が足りないか、自分で何かを変えようとしていないのが悪いだけだ。貪欲に自分を磨き続ける姿勢があったなら、絶対に上へと行けるはずだ。エリートではない僕という選手の存在もそのことを体現している

可能性に自分でフタをしたら終わりです。僕はあきらめきれずに続けて道が開けました。どういう花の咲き方をするかはわからないので、続けていくことが大事だと思います。

背も大きくないし、細いし、そんな僕が38才になってもサッカーを続けられるのは、「サッカーが好き」という気持ちもありますが、常に考え方とやり方を突き詰めてきたからです。自分がダメなところも受け入れ、その上で何をしなければいけないかを常に考えてきました。すべては自分しだいです。

お母さん・お父さんにはお子さんに、練習をただやるのでなく、どんなねらいをもってやったらいいのか、自分は何ができて、何ができていないのかを考えることができるように、言葉かけをしてほしいと思います。「これをやりなさい」ではなく、一緒に考えて、本人に気づかせることも大切です。

ボールがあれば、サッカーがあれば俺は前を向いていけると思っています

引退後、新しい趣味を見つけるといったことはあるかもしれないけど、サッカーが僕の人生そのものであることを変えたいとは思わないし、変えたくもない

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