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「何かを始めるのに遅いってことはない」夏木マリ

夏木 マリは、日本の女優、歌手。旧芸名及び旧姓は中島 淳子。 生年月日: 1952年5月2日

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私が子どものころは昭和のいわゆる“おそろい”文化で、みんな同じが良いとされる時代。わりと大人になってからも冒険することに勇気は必要でしたね。

幼稚園児のころから、ぬり絵を真っ黒に塗りつぶした子が先生に怒られているのを見て、違和感を持っていました。真っ黒でも素敵なのに、どうしてみんなと同じように明るい色がいいのだろうと

21歳で夏木マリとして再デビューしました。顔もスタイルも好きではなく、歌も衣装も大人の言いなりで自分が好きな感じではなかった。20代は無気力でトンネルから抜け出せず、いい思い出がないのが、いまとなってはもったいないですね。30代で舞台に出会い、自分の身体を使って表現することの楽しさにのめり込みました

30歳の大台に乗るときにため息をつく女性は多いみたいね。『年齢は記号』って言い始めたのは最近だけど、私は以前から年齢のことは気にしなかったですね。年齢を重ねた自分を卑下するようになると、新しいことに挑戦できなくなってしまう。

年齢に捉われずに挑戦したことで、いろんな学びや気づきを得ることができました

自分がやりたいこと、できること、いらないことを整理したら“好きなこと”しか残らなかった。そのときにはじめて“自分らしさ”に気づくことができて、すごく気持ちがよかったんです

みんなと同じだと安心する気持ちも分かるけど、自己表現のツールなのだから、自分が好きなファッションにチャレンジしてほしいですね

ほかの人との差異を楽しむことが本当の“自分らしさ”ですから。

わざわざお金を払ってパーティに行くなんて、そんな時間とお金があるなら自分を磨いたほうがいい。自分を素敵にしていたら、向こうからアプローチしてきてくれますから。ただし、自分磨きも人のためではなく自分のためにすること。新しい年は、人と同じではない“自分らしさ”を見つけてみてほしいですね

自分を知らないと、何をやりたいのかがわからなくなります

演じるという仕事において、普通の人を生きるということが一番難しい。

今ここにいる私というのは、『印象派』によって鍛えられたと言っても間違いないです。『印象派』を始めてから、やりたいことが明確になりました。そこを目指して上方修正するような体質になってきたんでしょうか。自分でお金集めからやらなければならないし大変ではあるんですけれど、とても楽しいですね。

好きな人や一流のクリエイターとお仕事をしたいなら、自分も頑張らなきゃいけない。そのための時間の使い方を考えるようになりました。

結婚は安定なんていうけど、それは間違いね。結婚は不安定。だから楽しいんです。

何かを始めるのに遅いってことはない。30代40代になると仕事やプライベートも落ち着いて守りに入ってしまいがちだけど、自分の直感を信じて『これだ』と思うことには挑戦するといいと思いますね

昔から”お揃い“が良しとされてきた日本においては、多様性をもっと押し出していかないと。SNSでみんなが同じものを見ている時代に、人と違うことを楽しみ、自分と違う人がいたらこんな考え方もあるんだなという気づきになる。

本当にやりたいことを前にしているときには、大変だと思わない。もちろん答えがなかなか出なかったり、辛いこともたくさんあるけれど、最終的にそれも楽しいと思えるんです。

生きていると辛いこともたくさんありますけど、生を受けた以上は、できる限り楽しく生きなくてはつまらない。そのためには立ち止まらずに前進を続けていく必要があり、それはすなわち挑戦を意味する。ただ呼吸をしてその場に立ち止まっているだけでは、生きている意味がない気がする…。生きることとはそういうことじゃないかと、私は思うんです。だって、せっかく感情があるんだから、いっぱい感動したいじゃない。

自分のことって実はみんな良く分かっていないんじゃない? 誰しも本当の自分を探しながら生きているんですよ。私だって自分のすべてを分かっているわけじゃないですし。だから周囲に振り回されず、自分のペースで自分らしさとは何か、本当にやりたいこと、興味のあることを見つけて、人生に挑戦していってほしいです。大変な現場を経験しても、イヤだと思わずそれも楽しむ。イヤなことは後で笑い話にしたらいいんです。

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