マット・デイモンは、アメリカ合衆国の俳優、脚本家、映画プロデューサー。1998年、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー脚本賞を受賞した。 生年月日: 1970年10月8日
名言
僕が映画を選ぶときの唯一の基準は、この監督を本当に信頼できるかどうかということ。僕は可能な限りアイデアを出すけれど、そのうえで彼が、『壁に向かって逆立ちしてほしい!』って言うなら僕はそうする。信頼するっていうのはそういうことなんだ。映画はもちろん数百人のスタッフによるコラボレーションだけれども、究極的には監督の表現であるべきで、だからこそ撮影の現場は監督の独裁性で成り立っている。現場が機能するためには、その独裁性は必要なものなんだ
道端で「続編を作らないのか」って声をかけてくれる人が多かったこと。とても光栄なことだと思ったし、続編をやろうという気にさせてくれたよ。
歳を取ると、何でも難しくなるね
どれだけ世界が変わったかを目の当たりにして、不安を抱いたよ。
全ての問題がプライバシーVSセキュリティーというところに行きつくと思った。それこそが世界のどの国も直面している現代の問題だ。僕たちの人生はデジタル化し、テクノロジーは僕たちを取り巻く全てを変えていく。
演技経験は豊富でも、結局のところ「多芸は無芸」
昔からアメリカンドリームとは、ビジネスを創出し、何かを発明しさえすれば、誰でもスティーブ・ジョブズのような億万長者になれるということを意味してきたし、誰もビル・ゲイツの富に対して反感を抱くわけではないよね。問題になるのは、たいした付加価値や雇用を増やすわけではない、一部の金融業界の人々が、自分のためだけに金儲けをしているところにあるんじゃないかな。
僕たちは実際にその地に行って撮影しているから、このシリーズ(ボーンシリーズ)はたくさんの旅行が伴うんだよね。それが楽しみでもある。世界のあらゆる場所に行けるから、この業界にいるなら絶対に旅行好きになるべきだね。
偉大な監督はたくさんいるからね。でも、すでに素晴らしい監督たちと働けて幸せだったし。また同じ監督と働くのもいいと思っているよ。友達だからどうやって仕事をするかわかっているし、手っ取り早いからね。
今になって振り返ってみると、このシリーズが僕のキャリアに与えた影響は計り知れない。本当に僕のキャリアを変えたと思う。だから、このシリーズとこのキャラクター、それからこのシリーズのために働いてくれた何千という多くの友人でありスタッフたちに感謝の気持ちでいっぱいだよ。僕の人生を本当に素敵なものに変えてくれた。このキャラクターを愛している。もしもう一度、このキャラクターをカムバックできる方法を僕らが見出せたら、戻ってくるよ。
どの監督と仕事をする場合でも、2週間ルールというものをつくっている。世界のどこで撮影をしていようと、2週間に一度は、必ず家族の元に戻るんだ。もしくは、家族をロケ地まで呼ぶ。僕にとって家族がなによりの心の拠りどころなのさ。最近、長年住んできたNYからLAに越してきたのも子どものためなんだ。都会でせわしなく生きるより、広々とした自然に囲まれた暮らしを教えたかったんだ
誰に対しても礼儀を持って接し、どんな状況にあってもわざとらしくなく品位ある振る舞いができる
僕が演じているボーンは、まさにアメリカの現在を投影しているようなキャラクターだと思う
役への準備とか、役作りっていうのは、役者それぞれだと思う。僕の場合、ボーンのようなあまりセリフを話さずに、表情で演じる役柄は、自分が大変というよりも、むしろ監督にとってとても難しいものだと思うんだ。
毎日、昼夜問わずにひとつひとつのシーンの裏で働いてくれている何百人ものスタッフたちに会えるのもうれしいんだ。ひとつの現場ごとに別れを告げるのが、この業界なんだけど、続編だと、また同じメンバーに再会できるから、まるで家族のようなきずなが生まれるんだよ。
今になって気付いたんだけど、家族を持つ前の自分は“人生”の意味なんて全然分かっていなかった。ただ、仕事をひたすらこなしていただけ。でも今は、家族のために、僕は生きてるんだ。こんな素晴らしい気持ちは初めてだよ。