「自分に必要なものは何かを考えて、準備を進めていくもの」小笠原満男 | 言葉と人生

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「自分に必要なものは何かを考えて、準備を進めていくもの」小笠原満男

小笠原 満男は、岩手県盛岡市出身の元プロサッカー選手。元日本代表。ポジションはMF。2009年シーズンJリーグ最優秀選手賞受賞。 生年月日: 1979年4月5日

名言

俺がアントラーズに加入した当時は、本田泰人さん、秋田豊さん、奥野僚右さん、ジョルジーニョ、ビスマルクをはじめ錚々たる選手たちがいた。それでも、関係なく自分が求めることを声に出した。だからかなぁ、いつも喧嘩ばかりだった

自分がやってきたことというのは、偉大なOBたちの真似をしてきただけなので。いいときも悪いときもどういう振る舞いをすべきかというのを、先輩たちから見て学んできた。OBたちが素晴らしかっただけで、自分が誇れることはない

トップの選手がまさにそうなんだけど、自分のことを自分でできない選手はたいていつぶれる。それはこれまで見てきた経験から、僕だから言えること。今のアカデミーにいる子どもたちの親御さんたちにも知ってほしい

他のクラブでやりたいというのは、まったく思わなかった。やっぱりここで、勝ってきたのが面白いし、タイトルを獲ってきたのがやり甲斐だった。他のチームでやるよりも、違う形でチームに恩返ししたいという気持ちが強くなった

俺自身、たくさんぶつかった。でも、今だから分かることだけど、それによって多くのことを学んだ。この時間にこのプレー、この場所でこのプレーは間違っている。そう言われ続けることで、だんだんとサッカーを分かっていった。当時はチームのことなんて一切考えず、いつも自分がやりたいことを主張していた。でもそうすることで、一つひとつサッカーを分かっていけたんだと思う

アントラーズの育成方針としては、子どもに対して“自分のことは自分でできるようにしましょう”という考えでやっています。それはつまり、何をするにも自分で考えて判断しなさいということ。サッカーでもそうなんだけど、正解はない。だからこそ、自分なりの正解を、自ら考えて見つけ出せるようになってほしい

“俺にパスを出せよ”っていう要求がとにかくすごい。日本人だとフリーでも呼ばないことがある。そもそも、ボールを欲しがる選手がいなければ、パスも回らない。プレッシャーが早いなかで、ビビってボールを受けないで隠れちゃったり、フリーなのにもらおうとしなかったり。この差はでかい

プロになって、周りがやってくれることが増えて、環境としては良くなる。でも、最後は自分だから。遠征の荷物の準備は自分でしないといけないし、食事も自分で考えないといけない。チームの食事も、定食が出てくるわけじゃない。ビュッフェ形式で、何を選んで食べるか、自ら考えて決めないといけない

自分に必要なものは何かを考えて、準備を進めていくもの

まず言葉にしてみるのはいいことだと思う。相手に自分の考えが伝わるし、何より言った自分に責任が生まれる。それに、どうしたらチームがうまくいって、試合に勝つことができるのかを、みんなで考えるキッカケにもなる。そういうやり取りの積み重ねは、試合になれば必ず結果として出るものだから

自分が間違っていてもいいんだよ。違うと思ったら、まず言葉にしてみればいい。そこから次が見えてくるものだから

何歳までやりたいと思ってても、いらないって言われたら終わりの世界だからね。行けるとこまで行きたいってのが本音かな。

工夫する力、勝ちに持っていく力というのはブラジルの方があると感じた。日本の選手たちは、やれることを一生懸命にやっていたけど、ブラジルはカウンターでチャンスとなれば、サイドバックもボランチもゴール前に駆け込んで、人数をかけて点を取りにいく。危ない場面では、プレーを切ったり、体を投げ出してファウル気味になってでも止める。ブラジルの方がここっていうところでチャンスや危ないシーンを見極める力があった

帰国したら“今まで通りに戻ってしまった”ではもったいない。この高い基準を維持し続けないといけない

まだまだ日本とブラジルには大きな差があるよ

何をどれだけ食べなさい、何時に寝なさい、何時に起きなさいなんて言われないから…自分でできるようにならないといけない。いろんなやり方はあるだろうし、合う・合わないがあるだろうから、自分のベストの方法を見つけていくことが大事だよね。俺にとっての正解は、他の人にとっての正解ではないから。何事も自分で判断できるようにならないといけない。その判断力は、ピッチ上にも表れるものだから

自分がピッチに立って勝ちたいという想いがすごく強いので、それができなくなったときは、やめるときだと決めていた。だから、引退を決断するうえで、葛藤はなかったです。

ずっと選手として突っ走ってきたので、それ以外のことに関しては素人です。特にこれといった武器がないので、いろんなものを見て、勉強し、どういう道に進みたいかっていうのを整理していきたい。何をやるというのは、自分の気持ちだけで決められるものではないので、クラブと相談していきたい。

伸二はいつか追いつき、追い越したいと思い続けてきた選手。

ライバルの存在が僕のモチベーションでした。そういう人達から、学ぶこともいっぱいあった。同期の曽ヶ端、本山、中田浩二や他クラブなら伸二や稲本の存在は大きいし、そういう人と一緒にやれたのは幸せなことでした

自分がいざ辞めるとなったときに、すごく感じたのは、偉大なOBの方々が最後までこのチームでやり遂げたという姿を見てきたので、自分もそれをするべきだと思いました。

自分の人生は悔しい、悔しいの連続で、ライバルもいたし、負けたくない、そういう想いで突っ走ってきたなって思います

鹿島アントラーズの全部が好きですね。しいて言えば勝ちにこだわり、みんながひとつになって、タイトルへ向かうところ。そこがすごく好きです。、何よりもタイトルを獲って、みんなで抱き合い喜ぶあの瞬間が、一番報われるときで、幸せを感じる瞬間なので。

やっぱり俺は岩手、東北の人間だから、黙々と淡々としていたい。いまだってそのまま行けるならずっとそうしていたいけど、立場が変わっていくなかで、発しなければいけない必要性が出てきたりでね。やっぱり言葉で引っ張らなきゃいけない、若い選手たちに声を掛けなきゃいけないときってあるからさ。いつまでも淡々と黙々ではダメだったんだと思う。もともとはそのほうが性に合ってるんだけどね。楽だし。だから頑張って、演じてます

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