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エピクテトスは、古代ギリシアのストア派の哲学者。その『語録』と『提要』は、すべてのストア哲学のテキストの中でおそらくもっとも広く読まれ、影響力の大きなものであるといわれる。
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奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 この生きづらい世の中で「よく生きる」ために [ 荻野 弘之 ]
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- 自由に生きたいが財力,影響力ない
- 他人の評価,視線が気になり自分らしく行動できない
- 欲望,欲求に打ち勝てない
- 困難な状況に自分を見失ってしまう
この4つをテーマに話を進めます
自由に生きたいが財力,影響力がない
質問です。
ここに2つの人生があります。あなたはどちらを選びますか?
- なにかに囚われる人生
- なににも囚われない自由な人生
大半の人は後者、自由な人生を選択し幸せだと思うはず。
では、地位や名誉や財産に囚われそれを基準に生きることは幸せと言えるのであろうか?
それを得れなければ不満がうまれ,得たとしても失う事の恐怖がうまれる。
なにかに囚われる人生とはこういう事。
本当に自由を手にいれたいというのならば
自分次第ではない事を軽く見る事
自分の力,考えでどうにもコントロールできない事に注力を向けず行動する事が大事。
他人の評価,視線が気になり自分らしく行動できない
自由に生きる唯一の道
自分の意志の中で生きる事である
あなたの考えはあなたのものだから
他者の判断,意見にただ従って生きるという事は自分の意志を誰かに渡してしまっている事を意味する。
人間にとって意志という優れたものはない。
他人からの評価を気にした時点で自由な生き方から遠のいているのである
欲望,欲求に打ち勝てない
悩みというのは恐怖や不安,苦しいだけではない。
欲望,快楽に溺れ続けるというのはいづれ味わうであろう大きな苦痛を見て見ぬふりをして後回しにしているに過ぎない。
目の前にある苦痛にもっと目を向けるべきなのだ。
また人には承認欲求がある。
気に入られたい、よく思われたい好かれたいなどが満たされなかった時
辛く悲しくなったりする。
結果。なんとしても気に入られたいとなる。
それは自分の行動を自分以外の何者かに握られ支配されている事を意味する。
強くなればなるほど奴隷に近づいてしまう。
自ら自由な生き方を放棄しているのと同じなのだ
困難な状況に自分を見失ってしまう
生きていれば良い事も悪い事もある
出来事として捉えるのではなく
よくよく振り返り
己自身を探求し知る事が大事。
そうすることでどんな困難も成長する機会に変える事ができる。
まとめ
エピクテトスは、私たちの不安のほんとうの原因は、事柄そのものにあるのではなく、
その事柄をなんとかしたいという私たちの「思惑」のうちにあるといっています。なのでしっかり自力でどうにか「なる」「ならない」をはっきりわけることが大事と言っています。
それは、自分以外のことに無関心になれというのではなくむしろ、自然や社会や他人といった事柄を正しく理解し、それらとのかかわりの中で人間として自然な本性に相応しく生きるために、自分の考えや意志を用いることをすすめているのです。
それこそが、真に自分を気にかけること
自分の人生を自由に生きるという事ではないでしょうか。