黒柳 徹子は、日本の女優、タレント、声優、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使、平和運動家である。愛称はトットちゃん、チャック。 生年月日: 1933年8月9日
名言
人間にとって一番大変なことは、生きていくということだと思いますからね。ケガも病気もせず、お金も稼いで、意地悪もされず、嫌な思いもしないで生きていく……。それが理想ではあるけれど、世の中ってそんな風には回っていないので、生きること自体が挑戦なんです。
良い方に考えて前向きに生きていくことが一番ですけれど、言葉で言うほど簡単じゃないのよね。やっぱり人生は辛いことだってたくさんありますでしょう?
偶然というものは、私たちが思っている以上に、人生を左右すると思う。
時代は違うかもしれない。でも、どうぞ専業主婦の方、自分がこの人がいいと思って結婚して子供を生んだのだから、旦那様を信じて、子供を信じて、自分の血を分けた子供だから、絶対おもしろいところ、優れたところがあるに決まっていると信じて、毎日を楽しんで欲しいと思う。本当に、ものは考えようなのだから。
見て見ぬふりできないのが人間。人のために灯りを灯せば自分の前も明るくなります。人のためにしたことは自分に返ってくるということです。
個性的な子ほど仕事をやったときにうまくいくかもしれないから、ほかの人にない個性を持っている子はそこを伸ばしてあげて欲しい。ほかの人と違うからだめだと否定しちゃうのは、本当に良くないわ。子どもにとって一番がっかりしちゃうことは、否定されることでしょ。小さいときから、何をやっても「いけない」と言われれば、自分が愛されてないと思い、自信もなくなると思います。
幸いにも私は忘れっぽい性格なので、嫌なことがあっても違う楽しいことや興味のあることに気持ちを移して、前の嫌なことを忘れることができるので、少しは得をしていると思いますけどね。
楽しいこと、新しいことを発見するのも生きる上での挑戦でもあると思うんです。
生まれつきの性格もあるのかもしれないけれど、物は考えようでね。「明日の仕事は面白そう」とか、「会ったことのない人に会える」とか、そういう体験ができることが嬉しいと思って寝れば、明るい気持ちで目が覚めるんじゃないかしら。「明日の仕事は退屈そうだな」と思って寝たら、そのまま暗い気持ちで目が覚めるもの。
人間って考え方一つで変わるので、なんでも楽しみにしてその場に入ったら、自ずと新鮮な気持ちにもなると思います。
『私、これじゃなきゃダメなの』と決め込んだりしないことが大切ね。いくつになっても変われる可能性があると思うと、ワクワクするじゃない。
自分と人を比べたりしないことも大事だわ。人それぞれいいところがあるんだから、自分のいいところを探してみるのもいいだろうし、映画やお芝居を観たり、多くのことを吸収しているうちに、だんだんと色々なことが分かってくる。そうすると、「明日面白いことがあるに違いない」とかね、前向きな気持ちになれるんです。
長く生きられたらね、長く生きた者の務めがあると思うの。明るいとか、やさしいとか、何かなきゃね。
つまらない人に会ったとしても、絶対に面白いところがあるはずだから、それを探すことで楽しくなるの。それにつまらない人って、本人の性格というよりも、物に関心を持っていらっしゃらないだけ。だから、その人が関心のありそうな話を考えたり、探ってみたりすれば、こちらも楽しくなってくるんです。
どれだけ忙しくても、時間は作ろうとすれば作れるの。
お仕事を辞めたいって思った事は一度もないの。何を言われても辞めたいと思ったことはないし、必ず毎日仕事場には行ってたの。自分でも不思議なんだけど、根が真面目なんだと思うわ。昔はお給料をもらっているから、「行かなくちゃいけない」という一心だったと思うんだけど。だからどんなことがあっても、休んだりさぼったりしたことは1回もないの。
毎日こうやって平和の中でお仕事をして、美味しいものを食べられることに感謝しかありません。
私は専業主婦ほど大変な仕事はないと思っている。子供を産んで育てるのは女の人にしかできないことで、専業主婦に比べたら芸能人なんか貰い過ぎと、いつも思う。私に言わせれば、表で仕事をするほうが楽。専業主婦はもっと評価されていいのに、評価されないのは気の毒。
もう、戦争を知っているのは、当時小学生だった私の世代くらいなのね。だから責任重大だと思っているんですけど。みなさんに平和がどんなに大事なことかというのを知ってほしいといつも思っているの。でも、そうかと言ってそれを声高に言うと政治的にとられてしまって、「あの人はああいう人だから、そういうことを言うのよ」という変なレッテルを貼られてしまったりするでしょう? そうすると人は聞いてくれなくなってしまうので、たまにいいタイミングがあったらお話をさせてもらうくらいにはね。でも一貫して平和への思いは変わりませんよ。平和の中でこうやって女の人が仕事をできるなんて、本当に素晴らしいことだと思っています。
これからもずっと人と関わっていく仕事をしていけたらいいなと思っています。誰もいないところで、一人で修業みたいなことをしたいとは思わないの。やっぱりみんなとお話をしたり、一緒にご飯を食べたり、つまんないことを言って笑ったり、そういうことが続く生活ができたらいいですね。
人に呼んでもらえるように、いつも面白い話を用意するようにしているの。楽しい話があったらそれを覚えていて、みんなと分け合うべきじゃないかしら。
いくつになっても遅いということはないと思っているんです。
いいところを褒めれば、子どもは元気になっていくと、私はそう思います。
子どもたちが、いじめられたり、嫌なことをされているときには、否が応でも固執してそこにいようとしないで、やっぱり学校を変わるとか、フリースクールに行くとか、嫌なことをする人たちから離れてみるのも悪くないと思います。
たまたま、女優という道を選んだけれど、これは、女として生まれて人生を歩んでいくとき、踏み出した道が女優であったということなんだ。女優という職業は、創造的な仕事で、私、とても好きなんだけど、もし、そうでなくなっても、いまと同じように、自分らしく生きていこう、不安がっていても、仕方がない、と、出発した
家族が一緒にいること。みんなが健康で、そこに温かい笑顔があること。それこそが人間の本当の幸福ではないか。
私は戦争を通して、飢えの苦しみや親に会えない寂しさも知っている。私の活動を通して、少しでも世界の子供達の現状をしってもらえれば、と思い活動している。こういった活動は、自分の出来る範囲でとにかく継続していくことが大事だと思ってます。
自分のしている事が好きで、生き生きしている人には引きつけられます。
キレイだなと思う人は自分の生活を生き生きと楽しく過ごしている。決して与えられたものではなくて、自分で楽しい生活を作っている。
とにかく自分が何ができるのかを考えて、それで生きていけばいいと思います。