イチロー
イチロー(鈴木一朗)(1973年~)
日本の野球選手。日本や米国で活躍。米国メジャーリーグのシーズン最多安打記録や10年連続200安打など多くの記録を保持。
小学校時代は少年野球チームに所属し、エース、4番として活躍。中学でも野球部に所属。学校の成績も優秀であった。
高校は愛工大名電に進学。二度、甲子園に出場したものの初戦敗退に終わっている。それまで投手だったが交通事故による怪我が原因で投手から野手に転向。高校三年間の通算打率は.501。
1991年にオリックスに入団。1994年、新しく就任した仰木監督はイチローを即座に一軍に呼び、その後は1番打者として活躍。多くの記録を塗り替えていく。
2001年、野手としては日本人初のメジャーリーガーとしてシアトル・マリナーズへ移籍。10年連続200安打などの数々の記録を打ち立て、2012年7月にニューヨーク・ヤンキースへ移籍。2015年にマイアミ・マーリンズに移籍した。
2016年8月7日、ロッキーズ戦でスリーベースヒットを打ち、メジャーリーグ史上30人目の通算3,000本安打を達成。
2018年にマリナーズに復帰。
2019年3月21日、開幕シリーズとなる東京ドームで行われたアスレチックス戦2試合に出場後、現役を引退した。
名言
壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。
努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。
少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事。
憧れを持ちすぎて、自分の可能性を潰してしまう人はたくさんいます。自分の持っている能力を活かすことができれば、可能性は広がると思います。
キャンプでいろいろと試すことは、ムダではありません。ムダなことを考えて、ムダなことをしないと、伸びません。
メジャーリーガーの凄いところは、一度「あ、すごい選手だ」と認めたら、2,500本もヒットを打っている選手でも聞きに来ます。それが偉大な点ですね。
打てない時期にこそ、勇気を持ってなるべくバットから離れるべきです。勇気を持ってバットから離れないと、もっと怖くなるときがあります。そういう時期にどうやって気分転換をするかは、すごく大事なことです。
成績は出ているから今の自分でいいんだ、という評価を自分でしてしまっていたら、今の自分はない。
特別なことをするために特別なことをするのではない、特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする。
びっくりするような好プレイが、勝ちに結びつくことは少ないです。確実にこなさないといけないプレイを確実にこなせるチームは強いと思います。
苦しみを背負いながら、毎日小さなことを積み重ねて、記録を達成した。苦しいけれど、同時にドキドキ、ワクワクしながら挑戦することが、勝負の世界の醍醐味だ。
自分が全く予想しない球が来たときにどう対応するか。それが大事です。試合では打ちたい球は来ない。終わってしまいます。
自分のしたことに人が評価を下す、それは自由ですけれども、それによって、自分が惑わされたくないのです。
準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく。
進化するときっていうのは、カタチはあんまり変わらない。だけど、見えないところが変わっている。それがほんとの進化じゃないですかね。
結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる。
今自分がやっていることが好きであるかどうか。それさえあれば自分を磨こうとするし、常に前に進もうとする自分がいるはず。
人に勝つという価値観では野球をやっていない。
他人の記録を塗り替えるのは7割、8割の力でも可能だが、自分の記録を塗り替えるには10以上の力が必要だ。
第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい。
調子が悪い時こそ、全力でプレーすることが大事。
夢を掴むことというのは一気には出来ません。小さなことを積み重ねることでいつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます。
しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。
そりゃ、僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ。誰だってそうじゃないですか。つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。でも、僕は子供のころから、目標を持って努力するのが好きなんです。だってその努力が結果として出るのはうれしいじゃないですか。
プレッシャーはかかる。どうしたってかかる。逃げられない。なら、いっそのことプレッシャーをかけようと。
やってみて「ダメだ」とわかったことと、はじめから「ダメだ」と言われたことは、違います。
汚いグラブでプレイしていたら、その練習は記憶には残りません。手入れをしたグラブで練習をしたことは、体に必ず残ります。記憶が体に残ってゆきます。
何かを長期間、成し遂げるためには考えや行動を一貫させる必要がある。
逆風は嫌いではなく、ありがたい。どんなことも、逆風がなければ次のステップにいけないから。
自分がわからないことに遭遇するときや、知らないことに出会ったときに、「お、自分はまだまだいける」と思います。
自分の限界を見てから、バットを置きたい。
実戦でないとできないことがあります。一瞬の判断は、練習では養われません。
首位打者のタイトルは気にしない。順位なんて相手次第で左右されるものだから。自分にとって大切なのは自分。だから1本1本重ねていくヒットの本数を、自分は大切にしている。
重圧がかかる選手であることは誇りに思う。
妥協は沢山してきた。自分に負けたこともいっぱいあります。ただ、野球に関してはそれがない。
同じ練習をしていても、何を感じながらやっているかで、ぜんぜん結果は違ってくるわけです。
現役中に、過去のことを懐かしんではいけません。
考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになります。
自分の思ったことをやりつづける事に後悔はありません。それでもし失敗しても後悔は絶対に無いはずですから。
自分自身が何をしたいのかを、忘れてはいけません。
前向きに食事をし、前向きに買い物をした。何事も前向きに行動することが可能性を生む。
大切なのは、自分の持っているものを活かすこと。そう考えられるようになると、可能性が広がっていく。夢は近づくと目標に変わる。
結果を出せないと、この世界では生きていけません。プロセスは、野球選手としてではなく、人間をつくるために必要です。