「大切なのは、年齢による経験じゃなく、自信を持てるかどうか」小野伸二 | 言葉と人生

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「大切なのは、年齢による経験じゃなく、自信を持てるかどうか」小野伸二

小野 伸二は、静岡県沼津市出身のプロサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー。Jリーグ・FC琉球所属。元日本代表。 FIFAワールドユース準優勝、FIFAコンフェデレーションズカップ2001準優勝、日韓ワールドカップGL1位通過、UEFAカップ優勝、アジア年間最優秀選手賞を受賞。 生年月日: 1979年9月27日

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僕らの世代は本当にたくさんの海外経験を積ませてもらって、いろいろな国で、いろいろな環境を見ることができました。サッカーだけじゃなく、生活面においてもいろいろなことを学ばせてもらったので、どこに行っても驚かなくなりましたし、どんな環境でも受け入れられるようになりました。その経験は、チームとしても、個人としてもすごく大きかった気がします。

国を背負って戦っている以上は結果を出さなければいけない。それが代表選手の宿命です

海外でプレーして感じたのは、「考えること」の重要性

静岡県選抜に選ばれればまたすごい選手が集まっていて、日本代表に選ばれればさらに上の選手たちがいる。「この人を抜かないと上に行けないんだ」という目標を簡単に見つけることができたので、そこに挑むことの繰り返しだった気がします。

悔しさを感じることは成長への近道

毎日、ずっとリフティングをやっていましたね。ボール扱いやトラップの感覚は、それによって培われたものだと思います。

もともと先のことを考えないタイプなので、昔の自分と今の自分を比べるようなことはありません。ただ、37歳になった今、20歳離れた17歳の選手と一緒に練習してもサッカーに対する思いというか、情熱というか、意識というか、そういう部分は昔と何も変わっていない気がします。逆に、「負けたくない」という気持ちは強くなっているかもしれませんね。

一生リフティングだけやってるだけでいいと言われたら、オレ、もっとうまくなりますよ

両足とも同じくらいの精度で蹴りたいという思いもあったので、高校生の頃に、左足だけで練習したこともありましたね。

僕らの職業ってある意味、いつ終わるか分からないじゃないですか。終わったあとでも愛される人間でいたい。

子供の頃はガムシャラに、目の前のライバルを見つけては、どうしたらその選手より上に行けるかを考えていたし、周りからの“評価”をかなり気にしていた気がします。ライバルが目立てば悔しいし、「いつか超えてやる」ということばかり考えていたんじゃないかなと思いますね。

人より努力しないと上には絶対いけないからね。上手くもならないし

サッカーの悩みって、遊びに行って発散できるもんじゃない。サッカーの悩みは、サッカーでしか解消できない。

「何を目指すか」という思いを、自分の中ではっきり持っているか

自分ではよく分からないけど、今持っているのは、「こんなに長くサッカーができるなんて幸せだな」という思いだけ。

「世界」には、想像よりもはるかに多く、自分よりうまい選手がたくさんいる

大事なのは人を認めるということ。本当にすごいヤツがいたら自分の方がすごいと過信せずにどうしたら勝てるかを考える。それができないと努力しなくなっちゃいますよね人を認めるということは自分のプライドを削るということ。それができるかどうかがすごく重要だと思いますよ。

僕は子供の頃からとくにかくサッカーが好きだった。今までその一心でやってきたんですよ。僕が喜びに感じるのは、自分だけがうまくいった時ってことじゃなく、チームの勝利に向けて11人が力を合わせて戦っているときとか、僕らのプレイで大観衆のサポーターが大喜びしている時とかですよ。ボールを蹴っているだけでも楽しいけどね

「誰にも負けたくない」という思いは、かなり強く持っていた気がします。ただ、自分に対する自信を持ち切れていなかったということは、特に子供の頃はあったと思いますね。

年齢を重ねることで“現実”に近づきますよね。それによって、「世界」は子供の頃の自分が想像していたものとは違うということに気づく。つまり、「世界」には、想像よりもはるかに多く、自分よりうまい選手がたくさんいるということが分かるんです。ただ、それによって目標が変わったわけではなく、むしろ、さらにやる気が出てきたという感覚はありました。

勝ちたいんだったら、自分で何とかする。そのために考える。そういうクセをつけることも、大事だと思います。

自信があれば、何歳でも、何をやってもうまくいく。自信があるということは、余裕があるということでもありますから。だから、ピッチ上でもいろいろなものが見える。大切なのは、年齢による経験じゃなく、自信を持てるかどうかだと思うんです

日本人はどうしてもミスを恐れてしまうところがありますよね。その気持ちから解放されるというか、「ミスがあって当たり前」と思えることが強みになる。もちろんミスはしちゃいけなんだけど、それを恐れていたら、自分の持っているものを出せないまま試合が終わってしまう。そういう意味では、意識を変えるだけで自信を持てるし、自信を持てれば、今の自分よりうまくなれる気がします。

“ボール”から離れる自分を想像したことがないし、サッカーがなくなっちゃったら、自分がいなくなっちゃうという気持ちでいる。それはずっと、子供の頃から変わりません。もちろん、これからもずっと同じだと思いますよ。

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