「マイナス思考がつくるプラス思考」城田優 | 言葉と人生

偉人の名言

「マイナス思考がつくるプラス思考」城田優

「前例がないからあきらめよう」
ではなく、「前例がないなら作ってやろう」
というマインドでいれば、何も怖くない。

僕は何かに挑戦する時、「こんなに不安なことはないです」っていつも言う

どんな状況でも舞台を必ず成功させなければいけない主演俳優のプレッシャーってものすごくて、もちろん演出家には演出家のプレッシャーがあることは分かっていますけど、僕個人の緊張度合いで言ったらやっぱり俳優のほうがよっぽど高い。

周りの人に支えてもらってる部分が大きいと思います。僕は意見をはっきり言うので強いと思われがちですけど、本当はめちゃくちゃ弱い人間。

俳優というのは、体調が悪かろうが心に傷を負っていようが、本番が来たら1000人2000人の前で、別の人間として泣いたり笑ったり怒ったりしなきゃいけない仕事。それって馬鹿じゃないとできないというか、自分を馬鹿にしないとできないことだと思います。特にミュージカルは一番難しいって、誰に何を言われようが論破できる自信があるくらい、僕は胸を張って言えますね

もちろん正解はないと思うんですが、お芝居に重点を置いたミュージカルがもっとあっていいと、少なくとも僕は思っています。

僕はその作品のそのキャラクターにしかない色を出すってことを、もっと本気でやれる人間が必要だと思っています。

ミュージカルの世界で「この人すごい!」と思う俳優さんって日本ではなかなか出会えないんです。「すごい人を見つけたい、作りたい、作らないといけない」と思っています。

プレイヤーとしては“今だからできる役”が有る限り、これからも全力で演じてみたい。

僕は騒ぐし、うるさいしで「大きな赤ちゃん」と言われることがあります。でも、実は臆病で繊細という、真逆な部分もあり……。その根底には仕事がもらえるまでの挫折や、自分を否定された経験があり、ネガティブ思考になったことが影響していますね。だから、私生活もとても慎重です。

僕は取材などでもなんでも話してしまうほうなんですが、やはり言わなくてもいいこともあるじゃないですか。発言の切り取り方によっては、うまく伝わらないときもありますよね。ただ、信条として、人に迷惑をかけることは言わない、嘘はつかない、ありのままの自分を話すようにはしていますね。

最大限の努力をして、あとは不安に思わない! 必要以上にダメだと考えないようにします。期待度が上がるとプレッシャーも上がるので、そことうまく戦えるようにメンタルを持っていきたいですね。

僕が思うに「マイナス思考がつくるプラス思考」というのがあって、それが成功につながっているのでは?と。不安だから石橋を何回も叩いて渡るんです。不安を持たずにずっと走っている人は、途中で転ぶと起き上がり方がわからない。でも僕らのように何回も練習すると、アクシデントに対応できるようになると思っています。

落ちるたびに、何度も諦めようと思ったけれど、なるようになると言い聞かせ、さらに、「いつか絶対やってやる」と気持ちを立て直しました。

1年前、一緒に夢を追っていた仲間が自ら命を絶ちました。うまく言えないけれど、自分が浴びている太陽の光がちょっと暗くなったような気がします。

今もたまに、彼の携帯にメッセージを送ることがあります。おこがましいかもしれないけれど、僕はあいつが見られなかったものを見て、一緒にエンターテインメントを作ろうと語り合った野望を、自分なりに形にしていきたいと思っています。

子供の世界でも、「学校に行かなきゃ」「いい学校へ進学しなきゃ」という重圧が大きすぎて、ぎりぎりのところで生きている子も多いと思います。

もう無理かもと思ったら1回、深呼吸してください。すぐには解決できない苦しみや痛みにフォーカスせずに、信頼できる人に自分の気持ちを話したり、息抜きができる環境に身を置いたりしてほしい。今、見えているものは最悪で真っ暗かもしれないけれど、視野を広げれば光は見つかります。明るい未来を信じて、明日、笑っている自分を想像してください。

もし、あなたを否定する人がいたら相手が間違っています。君を理解してくれて手を差し伸べてくれる仲間は必ずいるから、諦めないで。人生、ケセラセラ。5分後、1時間後に状況は必ず良くなります。びっくりするくらい、すてきな景色に出会える可能性も大いにある。

これはマイナス思考の僕自身が、アップダウンの激しい人生を送りながら経験してきたこと。君にも、きっとできるはずだと思います。

大人へのお願いです。周囲に弱っている子がいたら、その子が「やらなきゃいけない」と思っていることを減らし、伸び伸びできる時間を作ってあげてほしい。固定概念を取り払い、他の子と比べるのもやめてください。いろいろな束縛を1回リセットして、息抜きできる逃げ道を作って、気持ちを切り替えるよう後押ししてほしい。そして、「どうしたの?」「何かあった?」と問いかけて、とことん寄り添って話を聞いて、気持ちを和らげてあげてほしいと思います。

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