中村 アンは、日本の女性モデル、タレント、女優。 東京都江東区出身。東洋英和女学院大学卒業。プラチナムプロダクション所属。 生年月日: 1987年9月17日
名言
自分の気持ちには嘘をつけない、心の揺れは見た目にも表れてしまうことを悟りました
“中村アン”というキャラクターで世の中に出たので、それを捨て切って違う人物としてお芝居に入るのが、最初は恥ずかしかったんです。最近はようやくその切り替えができるようになって、役の人物像を理解して演じるのが本当に楽しい。
25歳で覚悟を決めてテレビに出たときは、売れたい、頑張りたいとガムシャラだったんです。でも女優というお仕事をいただくことになって俳優さんたちに囲まれることになり、しばらくは、私どうしよう?というテンションでしたね。
芸能界に入って自分に何ができるんだろうって思った時に特技とかも無かったし、何をどう頑張ったりすればいいのかわからない時期が1年半くらい続いて。友達もみんな違う職業だったし、あまり話せる人も居なくて。暇だったときが一番苦しかったですね。
初めの一歩をなかなか踏み出せないタイプで、背中をバーンと押されないと、何事にも躊躇してしまうんです。女優というお仕事にもちろん真剣に取り組んでいたのですが、頑張っても、どれが正解かわからない状態で。今年、主演の話をいただいて、これは覚悟を決めなきゃ!と、やっと活が入りました。
辞めるか、待つか、諦めて違う仕事に就くかの3択だったけれど、どうしてもあきらめたくなくて。「待つことも必要だよ」って人に言われた時に、自分で決めたことだし、「石の上にも三年」だなあって実感しました。じっと耐えたり考えたりする時期って辛いけれど、ハングリー精神が培われるし、目の前に具体的な目標を思い描ける大事な時期だと思います
私が主演でゴーサインを出してくださった方々の気持ちを考えると生半可ではダメだし、一緒に頑張ってくださる人たちに申し訳ない。私自身、去年30歳になって、変わりたい、ここからキャリアを積みたいという思いもありました。
私はテレビでも自分のキャラをありのまま見せてきたので、いい意味で期待を裏切りたいという気持ちがあります
今を無駄にせず、ドラマに生かしていきたい。やっと女優業が楽しいと思える瞬間が訪れつつあります
好奇心だけでこの世界に飛び込んだのは、自分でも大胆だったなあと思います
元気な笑顔は私の得意技
もっと自分でできることを増やしたいなあと思っていて、自立心がどんどん芽生えている最中です
30代に突入して、毎日がすごく楽しくなりました。ひと言でいうと、余裕が生まれたのかもしれない
20代は自分を確立するためにとにかく必死で。できることはなんでも経験しました。それが今、自分の糧になっているのを実感することがとても多いんです。
今の私はいろんな撮影を経験して“どんな環境でもベストを尽くす方法”を学んでいるので、多少のことでは慌てないというか。風を止めることはできない、じゃあ、どうやって風と戯れようって。すぐに気持ちを切り替えて、楽しむことができたりして
まだまだ“できないこと”がたくさんある。それに気づけたのも大きいのかもしれない
29歳くらいのころ、ガムシャラな日々のなか雑誌の表紙を飾ることができたり、いくつもの夢を実現できて……。勝手にすべてをやり尽くしたような気持ちになってしまったことがあるんです。でも、ふと足を止めて世の中を見渡したら、全然そんなことなかった。“やり尽くした”どころか“できないことだらけ”でした
経験は未来の自分の糧になる。それがわからなかったころは、新しいことに挑戦するのが怖かったけど、今はそれも楽しめている自分がいる。もちろん、今だって緊張するし怖いですよ。でも、せっかくの学べるチャンス。どんな刺激や経験が待っているのか、不安よりもそっちの好奇心に目を向けていたい。どんなに怖くても不安でも、やると決めたらもう、やるしかないんだから
たくさん悩める=たくさん選択肢があるって幸せな事だと思います。急いでやりたいことを見つける必要はないけれど、早いうちに色々な経験をするとやりたい事もより早く見つかるはず。